バリ島のアウトリガーカヌーを修理してみた 3/3~5/25

かつてバリ島から持ってきたという一人乗りの小さなアウトリガーカヌーが古くなったので、修理をすることにしました。

船本体です。アウトリガーは新たに作らないとありません。
船の底や前後にいくつも大きな穴が開いています。
溝というか、割れ目もいくつかあります。
水が溜まっていたのでしょう。一部、木が腐った状態です。
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まずは船をさかさまにして、外側をサンディング。
塗装跡など表面のみ全面削りました。
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次回、船底をパテ埋めしてみます。

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アウトリガーカヌーを逆さまの状態で、穴や隙間をパテ埋めします。
パテはエポキシ樹脂と木の粉を混ぜたものです。
パテ埋めは大きな穴には使えませんが数ミリの隙間やへこみには効果的です。
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次回は穴埋めです。

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内側に空いた穴を木材のかけらやエポキシ樹脂のパテで埋めることを数日繰り返しました。
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椅子用の板は古いので、取り替えます。

このあと、1ヶ月ほど作業は中断。
3人乗りのカヌー作製を優先します。

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久々にカヌー補修の再開です。
内側をサンディングした後はエポキシ防水塗装です。
サンディングと塗装で3時間。

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その後にペンキで塗装しました。
青空のように鮮やかな青。
ペンキ塗りで1時間。
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次に、船の外側の修復です。
船の外側を仮に塞いだ後に内側を修復した穴を、外側から再度パテ埋め。
大きな穴埋めは木片を使ってパテも節約。

外側をサンディングして、グレーの表面から少し黄色がかった色に。
パテウ埋めとサンディングで3時間。

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エポキシ塗装で防水処理。
全体的に濡れたような濃い色になります。
へこみのパテ埋めと塗装で3時間。
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イアコの積層接着です。
杉板を使います。杉はしなりにくいので、あまりカーブは描けませんが、なんとか曲げてみます。
接着2時間。
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イアコのサンディングで一本目の面取りが終了。
面取りサンディング2時間。
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椅子を付けます。
椅子は古いチークのフローリング材を流用します。接着とともに、隙間をパテ埋めします。
仕事帰りで暗くなったのでライトをつけてもらっての作業となりました。
接着1時間。
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もうすぐ、イアコも完成。フロートもゲットしました。

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前半はカヌー本体のエポキシ防水後のサンディングとイアコの2本目の面取り。

イアコの面取りはルーターで効率的に。
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そしてイアコをサンディング。
サンダーと手作業で3通りの粗さのペーパーを使いました。

午後から先週竹林からとってききた竹を1本取りに行ってきました。
ちょっと曲がったものをチョイス。結構太い竹です。
適当な長さにカットして、カヌー、イアコ、アマ(フロート)を仮組みしてみました。
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アウトリガーがつくとようやくそれらしくなってくるものです。
もうすぐ漕ぎだせそうです。期待もふくらみます。
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本日の作業は5時間半です。

次回はイアコの2度目のエポキシ塗装とダボ付けです。

5/25
今日はWBBM(ウッドボートビルダーズミーティング)が開催されます。
ロープも用意して、朝からアウトリガーの取り付け作業をしてとうとう完成。
ロープはハワイアンスタイルをイメージしました。船の横に通し穴がないので、若干違いますが、なるべく忠実に結びます。

タヒチの水上コテージにブレックファストを運んでくる船をイメージして、イアコに花や草で装飾を。
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進水式に向けてオーストラリアの植物、「ニューサイラン」を編んで花輪にし、バウ(船首)にかけます。スターン(船の後ろ)にも束を置いてみて。
前日の寝る前に庭の葉を編みこみました。ちょっと大きすぎでした。
このニューサイランという葉は繊維状にして筏を縛るのにつかったり、楽そうに使ったりと、ニュージーランドではいろいろ役に立つ葉だそうですよ。
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進水式です。
皆さん集合してシャンパンで乾杯。
船の安全を願います。
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フラによる儀式も。
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さあ、いざ出航!
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このカヌーの修復をいっしょに手伝ってくれたTさんもご機嫌。
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二人乗りのもなんとかできますが、水が入いりそう。
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アマ(フロート)の抵抗があるため、少し左に進む癖があり、改善が必要です。
しかし、竹のアマで十分浮力があって安定することが確認できました。
無事進水式も終わり、修復に2か月かかりましたが、まにあってよかったです。

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